俺の誕生日プレゼントは・・・

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「痛っ。ちょっ、何?」 「進さんが変なことを言うからです」 まぁ変だとは思ってたさ。 でもあの状況では仕方ないだろ。 「ごめんごめん。それよりさ、明日から俺が迎えに行くから。怜香は先に来たらだめだからな?」 「でも、進さんに悪いです」 怜香はやっぱり優しい。 自分のことより俺のことから考える。 そう考えれるってのはいいことで、俺には多分真似できない。 しかしな、彼氏としては譲れない。 「大丈夫だから。それに、怜香の家は学校側だから俺が行く方が近いし」 「わかりました。お願いします」 怜香が承諾したところで学校に着いた。 こうして人前で手を握るとは、かなり恥ずかしい。 もちろん俺達は注目の的。 それでも怜香は気にしてない様子だった。 褒められることには弱いくせに、こういったことには強いんだな。 子供っぽい部分と大人っぽい部分、こんなにもはっきり分かれているって面白いな。
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