俺の誕生日プレゼントは・・・

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「行ってきていいよ。俺は正門の所で待ってるから」 「すいません。終わり次第すぐに行きます」 話を聞いていた小川さんが歩きだす。 怜香もそれに付いて歩くとドアが閉まり、一気に一人になった。 俺は仕方なく教室を出て正門に向かった。 グラウンドでは色んな部活の声が聞こえた。 みんな青春してんだなぁ、と少し気味悪いことを考えていると二人組の女子が目の前に現れた。 「あの、ここで何してるんですか? もし良かったら一緒に遊びませんか?」 これってもしかして逆ナンってやつか? いや待て、きっとあれだ、暇だからあいつ誘って時間潰そう的な流れだろう。 悪いけど暇つぶしの相手にはなれません。 「ごめん、今彼女待ってるんだ」 「そうですか……。その彼女って可愛いですか?」 食いついてきた。 悪いけど暇つぶしの相手になれそうだ。 怜香の話題でな。 「俺が言うのもなんだけど、可愛いと思うよ」 まぁ実際は可愛いというより美しいって感じなんですけどね。 今初めて話したこの人に話すのはちょっとキモいよな。
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