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浮気騒動があったし聞かないようにはしてたけど、小川さんに何で呼ばれたか気になる。
手掛かりが一つもないのに思い付くわけないか。
家に帰ってからは何をするわけでもなく時間が過ぎていった。
幸せな時間はすぐに過ぎ、9月11日の金曜日を迎えた。
「進さん、明日暇ですか?」
学校へ向かっている最中に怜香が尋ねた。
「死にそうなくらい暇。明日は怜香で一日を染めたい気分だ」
「それなら遊びましょう。拒否権はありません」
「拒否なんかしないよ。それより明日はどこ行く?」
「それは明日決めましょう」
怜香が無計画で遊ぶなんて、俺の家に来る以外なかったからな。
なんか珍しい。
それも遊ぶんだなって考えるとすぐに消えた。
それからあっという間に一日が終わり、9月12日の土曜を迎えた。
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