俺の誕生日プレゼントは・・・

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帰ると5時にもなっていなかったのでソファに座って話していた。 「そうだ進さん、渡したい物があります」 そう言って怜香は隣りの寝室に入っていく。 渡したい物? ディズニーの人形だったら面白いな。 そんな冗談を取り払うかのように、怜香が持ってきたのはカッコイイ男物のジャケット。 「誕生日おめでとうございます、進さん」 そういえば今日は俺の誕生日じゃん。 「ありがとう。でも、なんで知ってんの?」 「それは麻美さんに聞きました。この前、小川さんに呼ばれた時ありましたよね? あの時です」 麻美と小川さんが……。 あの二人には感謝しないとな。 こうしてプレゼントがもらえたんだから。 「そっか。なぁ、着てもいいか?」 「どうぞ。きっと似合いますよ」 今着ているジャケットを脱いで、怜香に渡されたジャケットを着る。 俺にピッタリのサイズだった。 値札とかないかと探したけどなかった。 ちょっと気になるけど、聞けないか。
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