俺の誕生日プレゼントは・・・

42/43
前へ
/262ページ
次へ
俺が何もしないで座っていると、怜香は何か思い出したのかまた袋を持ってきた。 「これ着替えです。お姉さんに渡されました」 プレゼントのこともそうだけど、こんなこといつやったんだろう? それにお風呂も準備されている。 「わかった。行ってくる」 怜香から着替えを受け取って風呂場に向かった。 そして中に入ると驚愕した。 中が……怜香の香りでいっぱいなんだ……。 あれもこれも、怜香が使っていると思うと……。 今の俺は何も考えていない。 そうしないと爆発しそうだから。 「進さんあがりました?」 「……あぁ」 「ん? とりあえず私も入ってきますね」 まずい、この展開は非常にまずい。 でも何も出来ない。 そして20分もすると怜香があがってきた。 「お待たせしました……進さん?」 怜香に呼ばれて顔を上げた。 怜香は濡れた髪を拭いて立っていて、顔は少し紅潮し、風呂場と同じくらいの香りを放っている。 その、何と言うか、俺の理性は爆発した。 時間やムードなど考えずに怜香をベッドに誘い、俺達はまた一つになった。
/262ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4721人が本棚に入れています
本棚に追加