俺の誕生日プレゼントは・・・

43/43
前へ
/262ページ
次へ
「怜香、えっちな俺が彼氏でごめんな?」 「いいんですよ。私とっても幸せでしたから」 優しく笑って怜香は俺を慰めた。 あ、変な意味はないからな? 普通に俺を慰めた……。 もうやめようか。 今回は怜香も満足してくれたらしい。 怜香が言うにはだけど。 そんなわけで前よりも数倍もの幸せを感じてしまった。 今怜香は枕元に置いてあった、俺が買ってあげたスティッチの人形を抱えている。 そんなスティッチの人形なんか羨ましくないんだから。 はぁ…俺そろそろ死のうかな。 「今日は本当に最高の誕生日になったよ。ありがとうな、怜香」 「そう思ってくれるなら嬉しいです。誕生日プレゼントは私です……なんてね」 思わず吹いてしまった。 なんてことを言うんだろうか。 最高の誕生日プレゼントになったと言えば……キザに……いや変態になるかな。 「あ、ありがとう」 とりあえずお礼は言うみたいな? 本当に感謝してるんだけどね。 それから俺達はシャワーを浴びて同じベッドで寝た。 こうして俺の誕生日は最高の形で終わった。
/262ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4721人が本棚に入れています
本棚に追加