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アイツが出ていってから30分くらい経った気がする。何も触ってないし聴いてもない。のに、体が熱くなってきた。
「っはぁ……な、なんで…」
シーツに顔を押し付け、自分の吐息を消す。それでも漏れる声は漏れてしまった。
「あ、…え…っ…やだぁ……」
俺自身が起ち上がってきた。触ってないのに!徐々に起つソレは、制服のズボンを苦しそうに持ち上げていた。
「いやっ…だれか……」
「呼んだかぁい?」
突然聞こえた西木の声。ビックリし過ぎて、体が跳ねた。すると、服が肌に擦れて余計に俺自身が起った。
「あっ…見ない…でぇ」
見てるとか分かんないけど、絶対見てる。視線感じるし。
「…ねぇ、ここ苦しいでしょ」
スルッとズボン越しに一撫で。ほんの僅かなことでも、俺にとっちゃ大打撃だ。
「んひゃあ!」
──あ…イっちゃった…
「なんで……」
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