心を残した場所

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雫の言葉に 「なんだ、お兄ちゃんってそういうお年頃なんだね」 呆れた顔のシュウ君 「まぁ、あながち間違いじゃないわ」 少し照れた顔の彼女 桜さん… 何を企んでるの? 「じゃあ、私はまだすることがあるから」 「じゃあね!お兄ちゃんお姉ちゃん!」 元気の塊のようなシュウ君と少し疲れた表情の雫は、長居することなく部屋を出ていった なんか、追い出したみたいで悪かったかな… 特にシュウ君なんてまだ遊び足りないという感じがした 「じゃあイチャイチャしよっか?」 湯上がりのせいか、いつもよりも温かい彼女の体温が僕を包み込む 「イチャイチャ…って 基本的に何ををするものなんでしょうか」 いつもみたくゴロゴロするのとは違うのかな? 「んー…… 二人でゴロゴロすることかな」 やっぱりゴロゴロするのか 男女が身を寄せ合ってゴロゴロする様を『イチャイチャ』と呼ぶのは、資料(マンガ)から何となくだけど分かっていたさ 「ゴロゴロしてると太るらしいですよ?」 これも良く聞く言葉で、『嫌味』というものらしい 「ぐっ……… わ、私は大丈夫なのよ」 そして彼女の言葉を 「言い訳という…」 ――ゴチン ら、らしい……
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