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「此処は……?」
俺は真っ白で何もない空間に
浮かんでいた
此処が何処なのかも
時間も何もわからない
「……!……!!」
「えっ!?」
不意に何か
聞こえてきた気がした
俺は耳を傾けその声を
聞こうと神経を集中させた
「何だ?!誰か……
誰か居るのか?!」
「キ……ト!キリト!!」
誰かが俺を呼んでる……
俺はそのこえの主に問い掛けた
「君は誰?!
何処に居るんだ?!」
「私……私は……!キリト……
君に私の代わりに……」
変にノイズが掛かって
いるようで聞こえる
声が不鮮明だった
おれはそれでも声の主に
必死に問い掛けた
「君の代わりに?
何で俺の事知って……」
「私……選ばれたけど……
だから出来なくて……
お願い……したいの!」
クソッ……どうして大事な所で
途切れるんだ!!
俺はさらに問い掛ける
「それってどういう……?」
その次の瞬間
俺の身体が突き飛ばされた
ような感覚に陥り
目の前が真っ暗になった
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