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そして、そのまま流れ込むようにコンビニの駐車場に入って行った。
2人は車を降りた。
佳乃「もう!なんで居るわけ!?わけ分かんない!」
佳乃は相当怒っていた。
絢菜「あ…。この前ウチのアニキが事故ったからだ…。」
佳乃「それで、よりによって武田の父親が担当なんて…。ツイてないなぁ…。」
佳乃は肩を落とした。
と、1台の車が爆音を轟かせてコンビニの駐車場へ入って来た。
佳乃「あ、入口の段差で車高上げてる。あのエルグランド、エアサスじゃんよ。」
絢菜「ゲ!あれ須藤じゃない?」
そのエルグランドは絢菜達の隣のスペースに止まった。
真っ黒のボディーに真っ黒のウィンドウフィルム、張り出し系の大型エアロ、推定20インチオーバーのクロームメッキホイール、エアサスでガッツリ落とした車高、車外にまで聞こえるオーディオ…
いかにも“イカツイVIP系ミニバン”を語ってそうなエルグランドだ。
すると運転席の窓が開いて、中から男が声を掛けて来た。
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