黄昏時の町  

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僕はある言葉を言いたかった でも忘かけていたんだ 僕は彼女の顔を見て言った 「愛してるよ」 彼女は一瞬びっくりしたが 更に顔を赤らめ 私も……「愛してる!」 さようなら 待って!! バタンッ 僕は扉に吸い込まれ 上に 上にと引き上げられた 僕は引き上げられながら思ったんだ 彼女は僕の愛すべき人 共に人生を歩んだ人 最後の別れ 普通なら悲しくなるだろう でも僕は嬉しかった 「愛してる」を言えたんだ!!
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