『日常ノ崩壊』

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あれから...『少しの気掛かり』が、『展望台への興味』に変わって行った。 単なる心霊モノ...? 気のせい...? ────いや。 確かに『あり得なかった』。 "見た"のは真実だろう。 いくら何でも、僕が『あの子』を家まで連れてくる、なんて...あるはずがないと信じたい。 ましてや、そんな変な趣味はないと誓おう。 (もしかしたら...) 僕は、ふと足を止めて考え込んだ。 "その先"には、いくつもの答えがある。 考える事は、沢山ある。 (...僕のせいで?...いや。やめとこう...) そして、『良からぬ考え』に辿り着いていた。 僕はそれを振り払い、町内の図書館へと向かった。 (何かが、解るかもしれない。)
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