幼き日の約束

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「で?その空色の橋って何?」 「百年に一度、満月の夜にかかる橋だよ。月の光が反射だかして川にかかるらしいぜ」 「へぇー素敵」 「だろ?だから知らねぇのはもったいねぇんだよ」 「でもなんで月の光なのに空色なの?」 私は単純に疑問を口にした。 「それは…えっとだな…んーと…」 「そのかかる橋が空色をしているからだそうだよ。もっともかかっているように見えるだけみたいだけど」 「裕太(ゆうた)!」 「裕太くん…」 大川(おおかわ)裕太。 私たちのクラスでは一番成績がいい。
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