COMEON

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最初は何の冗談だとおもった。 よりにもよってこの俺に、ルァン族の俺に届くなんてと。 次に皮肉に思った。 なにも族長の息子の俺に届くこともないのにと。 そして、チャンスだと思った。 閉鎖的すぎるこの部族を変えることができるかもしれないと。 最後に天を仰いだ。 「どうやって、首都まで行くかなぁ」
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