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君が傍にいてくれたから…
いつも笑いかけてくれたから…
僕は強くなれた。
「俺は悠太の一番の理解者だ!」
そう断言してくれた君の事が頼もしく思えた。
いつからだろう?
そんな君に片思いし始めたのは…
ちょっと切なくて
ちょっと苦しくて
ちょっと辛かった
でも…
とても穏やかで
とても優しくて
とてもあったかかった
同じ男として生まれてきた自分を恨んだ事だってある。
手を伸ばせば届く距離に君がいる…
でも、それを拒否されるのがすごく恐かった…
決して伝わらない僕の恋心…
いつの間にか…
二人の奏でる旋律に不協和音が混ざってた。
もし、僕が君にこの気持ちを打ち明けてたら…
君はどう答えてくれたんだろう?
少しは運命が変わってくれてただろうか?
「潤は幸せだった?」
もう二度と目を覚まさない君に僕は問いかけた。
返事など返ってくるわけないのに…
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