【プレリュード】

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君が傍にいてくれたから… いつも笑いかけてくれたから… 僕は強くなれた。 「俺は悠太の一番の理解者だ!」 そう断言してくれた君の事が頼もしく思えた。 いつからだろう? そんな君に片思いし始めたのは… ちょっと切なくて ちょっと苦しくて ちょっと辛かった でも… とても穏やかで とても優しくて とてもあったかかった 同じ男として生まれてきた自分を恨んだ事だってある。 手を伸ばせば届く距離に君がいる… でも、それを拒否されるのがすごく恐かった… 決して伝わらない僕の恋心… いつの間にか… 二人の奏でる旋律に不協和音が混ざってた。 もし、僕が君にこの気持ちを打ち明けてたら… 君はどう答えてくれたんだろう? 少しは運命が変わってくれてただろうか? 「潤は幸せだった?」 もう二度と目を覚まさない君に僕は問いかけた。 返事など返ってくるわけないのに…
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