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太陽の出現である
宇宙のあちこちで太陽が生まれ燃え尽き
あるいは爆発し
その胎内で作られた物質を撒き散らす
再び
新しい太陽が生まれ
太陽になりきれない小さな塊は惑星となって周りをまわる
一千億年の時の流れ
広大な宇宙空間にちぎれちぎれ靡いていた水素原子の雲は
こうしてそれそれに集まり渦巻き
星雲へと成長していったのである
そのうちのひとつ
アンドロメダ星雲までの距離は二百二十万光年
今夜仰ぎ見る
アンドロメダ星雲は
はるか二百二十万光年前のものである
地球上では
まだ人類の確たる祖先も現れていない
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