やさしい想い出の作り方

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それに、本屋なら料理の本も置いているかもしれない。 あまり積極的に読んだ事があるわけではないけど、それを読めば上達するかもしれない。 ――…妹と、仲直り、も。 「……」 浮かんだ思いにハッとして頭を振って追い出した。 あれは私は悪くない。 絶対夕季が悪い。 これは私が気になるから、だから入るだけだ。 誰かに言うでもなく言い訳しながら、朝陽はそのドアノブに手をかけた。 .
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