0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
神よ、何故貴方は俺にこんな運命を与えたのだ!
俺に皆を守るため、正義の力を与えたところ迄はよしとしよう。
しかし、そんな日々奮闘し、ボランティア精神溢れる俺に何故こんな仕打ちをしたんだ!
何故俺には友達が出来ない?!
今までに出来た友人といえば愛とユウキだけじゃないか!
おまけにあいつら、いつも何処にいるかわかりゃしねぇ!
こないだも助けてやった奴に思い切って
「と、友達になってくんない?」
って言ったらすげぇきまずそうな顔して
「ちょっとそうゆ~のは…」
って断られたよ。
なんかもう泣きそうだよ…
神様、あんた知らないかも知んないけど俺もう何回も自殺しようとしてんだからね!
けどあんたが与えた力のせいで全然死ねないんだよ!
分かるかい?
この気持ち?
頭拳銃で打ち抜いても、首吊ってもてんで死にやしない。昨日だって、街で細菌ばらまいて、生物テロ仕掛けてきたマッドサイエンティストにたこ殴りにされて頭半分ぶっ飛んで
“あぁ、やっと楽になれるかも”
とか思ってたらまたあの白髭ハゲパン屋とあばずれ女が出てきて新品の頭に変えやがった。
しゃあないからでフルボッコでやっつけたけど、気分は最悪だね。
大体俺あんこ嫌いなんだよ。
出来れば中身はクリームがいい。
それかせめてイチゴジャム。
どうせ無理だろうけど。
百歩譲ってこしあんにしてほしい。
まぁ無理だろうけど……………………………………………
あぁ、またあいつのいらつく声が聞こえてきた。
『HA HI HU HE HO ~』
━━━━━━━━━━━━━━━
最初のコメントを投稿しよう!