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「…おい、行かないのか?」
「えっ?」
考え事に夢中で立ち止まってたみたい。
お母さんは靴を脱いで先の方で振り返って私を心配そうに見てる。
「っていうか、あなた…帰らないの?」
私は、ぎょっとして声の主を見た。
先程、外で会ってからお母さんとの話で夢中で気づかなかったけど…
なんで家まで来てるの?!
「俺は、ここに呼ばれてるからな。」
呼ばれてる?
何で?
すたすたと先を行く、彼に私は慌ててついて行った。
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