第二章.月神村

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「…おい、行かないのか?」 「えっ?」 考え事に夢中で立ち止まってたみたい。 お母さんは靴を脱いで先の方で振り返って私を心配そうに見てる。 「っていうか、あなた…帰らないの?」 私は、ぎょっとして声の主を見た。 先程、外で会ってからお母さんとの話で夢中で気づかなかったけど… なんで家まで来てるの?! 「俺は、ここに呼ばれてるからな。」 呼ばれてる? 何で? すたすたと先を行く、彼に私は慌ててついて行った。
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