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「う~ん。」
眩しい朝日に起こされ俺は目を覚ました。外はいい天気だ。
俺が住んでいるのは小さな一軒家だ。広くはないが、一人で住むには十分だ。俺の両親は俺が幼いときに病気で死んでしまった。それからは隣のケイの両親がよく面倒をみてくれた。だから淋しくはない。
ここは大陸[プリズム]の西の端にある小さな村[メノタ]だ。
「ちょっとー!リュウ!いつまで寝てるの!?」
「うるさいなぁ。今起きるよ。」
家の外でうるさい声がする。おそらく隣に住んでいるケイだろう。歳は俺と同じ17だし女なのに何かと俺の世話をする。気が強く、何に対してもしっかりしている。
「早くしてよねー!今日は隣街の[キリーヴァ]まで買い物に付き合ってくれるって言ったじゃん!」
「わかってるから静かにしてくれ!」
まったく、うるさくてかなわん。どーせ荷物持ちに使われるだけなんだろーな。
「はぁ。」
俺はベッドから出ると服を着替え、ケイのところに行った。
「まったく!時間が無くなっちゃうでしょ!早く行くよ!」
ケイは髪が肩までで、服は白のワンピースを着ていた。
「はぃはぃ。」
隣街へは村から一本しかない道を行けば歩いて1時間 はかかる。
そして1時間かけて[キリーヴァ]に着いた。この街はここらでは1番大きな街だ。大体の物はここで手に入る。
ケイはさっそく服や靴、さらには帽子などの店に入り、いろいろ眺めてそれぞれを1つずつ買った。
その頃にはもう2時をまわっていて俺は腹が減ってきた。
「おーい。飯食いに行こうぜぇ。」
「うーん。そぉーねぇ、行きましょうか。」
やっと飯にありつける♪俺達は手頃な店を見つけ中に入った。
飯が終わるとケイが髪を切ると言い出したので、俺は時間が出来たのでそこら辺をぶらつくとにした。もちろん荷物を見とかないといけないので持ったままで。
テキトーに時間を潰して戻ってみるとちょうど終わったとこみたいだった。
「どーするんだ?まだ何か見るのか?」
「うーんと。もぅ大体見たから帰りましょうか。今からならちょうどいいぐらいに着くでしょ♪」
と、いうわけで俺達は帰路に着くことになった。
その帰り道。俺はもう少しで村というところで道から少し離れたところで何か光る物が目に入った。
だが、今は疲れているので早く家に帰りたかったからその光る物が気になったが家に帰ることにした。
明日になったら探しに行ってみればいいと思い俺は眠りに着いた。
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