好きだと言って!!

きっかけ

｢アァ～～、たまんない！ あのガッカリした顔とか、ゾクゾクってしちゃうわ～♪｣

私は何とも言えぬ快感に酔いしれた。

｢相変わらず悪趣味ね｣

屋上のどこに隠れていたのか、私の前に現れた。

｢んふふ～、今ので３組の男子全員は、私に告白してきたわね｣

私はポケットから取り出し、手帳に３組の河本の名前にチェックをつけた。

｢これで、１～５組のクラスの男子たち全員に告白されたことになったわね｣

私は満足気に手帳を眺めた。