きっかけ

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「ハイハイ、私が誰かを本気で好きになったら、その時は由紀に何でも奢ってあげるわ」 「まったく・・・・・・」 そう言いながら、由紀はペラペラと手帳をめくった。 「あれ?」 「どうしたの?」 「いや、同じクラスにまだ一人チェックがついてないなと」 ちなみに、由紀と私は同じクラスで1組。 「どれどれ!」 私は由紀の隣から手帳を見た。 「・・・・・・あ、本当だ」 私としたことが、まだ一人落としてない男子がいたんて・・・・・・。 クラスの男子は最初の1ヶ月で全員に告白させたと思ったんだけどな。
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