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目を開くと白い扉が目に入った。キョロキョロ見渡すがこんな所に見覚えはない。
なぜここに居たのか。仕事が終わり電車にいたはず。帰路の最中だったはず。寝てはいないはず。
あれ?記憶がおかしい。
なぜ立ちながらこんな所にいるのか。
部屋は白を基調とした、何とも言えない空間。
ただただ広い。
部屋にはテレビが置いて有り
自分が写されている。
なんとも言えない角度。
何処から撮られているか分からない。
不思議と不安な気持ちにはならなかった。体に痛みも無い。手錠や口を塞がれている訳ではないからだ。
ざざざ
テレビが砂嵐の画面に移り変わり、声が。
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