3968人が本棚に入れています
本棚に追加
「なぁニーナ…」
「何?」
闘技場では、ニーナとマルティスが既に待機していた。
「…今日の魔法実習…俺は何をすればいいんだ?」
「ただ普通に魔法教えればいいじゃない。」
「それはわかってるが…俺は教えるのは苦手だからな…」
マルティスはポリポリと頭を掻く。
「今まで自分が努力して培って来た技術を教えればいいじゃない。」
ニーナはマルティスに優しく微笑みかける。
「そうだな、有難う。」
2人の間にいいムードが漂う。
「学園でイチャイチャしないで貰えますかぁ。」
「「!!??」」
2人は背後からソフィーに声を掛けられ、驚いて振り返った。
ソフィーの少し後ろには、悪戯な笑みを浮かべているミーアと、苦笑いをしているライアもいた。
「ダークエンジェル軍二番隊隊長が学園で奥さんといちゃつくってどうなんですかねぇ。」
「い、今はダークエンジェル軍は関係ないだろ!!
それにいちゃついてなんかいないからな!!」
ソフィーは軽蔑の眼差しをマルティスに向け、マルティスは必死に言い訳をした。
「はいはい。」
最初のコメントを投稿しよう!