第一章 平和

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「マルティスさん!!」 「ん?あっ…ソフィーちゃん… 寝ちゃってたか…」 マルティスは放課後まで闘技場で眠っていて、ソフィーに起こされた。 「もう学園終わりましたよ。 早くガルクス王の所へ行きましょう。」 「そうだな。」 マルティスは気持ちよさそうに伸びをして、ソフィーと一緒に転移魔法装置へと向かった。 ―所変わってミーアの部屋― 「…ねぇミーア。」 「どうしたの?」 ライアがミーアの部屋に神妙な面持ちで入って来た。 「何か今日は嫌な予感がする…」 「じゃぁ今日は一緒に寝る?」 「うん…」 ライアはミーアの隣に座る。 「私達ダークエンジェル軍抜けて正解だったのかな?」 ライアが膝を抱えて丸まりながらミーアに聞く。 ミーアは仰向けに寝転がり、両腕を伸ばす。 「正解だよ。 だって私達まだダークエンジェル軍で戦える程強く無いもん。 だから今は学園で鍛練あるのみ!!」 「そうだね。」 ライアは少し安心したのか、顔が綻んだ。
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