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「わかんない。
なんかムーア学長に用事があるらしいよ。
私はムーア学長に呼び出されてて、そしたらマルティスさんが学長室に入って来たの。」
「…へぇ…ちょっと様子見て来ようかしら。」
ニーナは今にもスキップしそうな軽やかな足取りで教室を後にした。
「…助かったぁ…」
ミーアは緊張の糸が緩み、その場に座り込んだ。
「全く、もう少し口を慎めばいいのに。」
すこし離れてミーア達のやり取りを見ていたライアが呆れ顔で近付いて、ミーアに手を差し出す。
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