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ミーアはライアの手を取り、立ち上がった。
「あぁ…
ねぇソフィー、本当にマルティスさん来てるの?」
「来てるよ。
多分ダークエンジェル軍の用事だよ。」
「へぇ、ソフィーは任務終わったの?」
「終わったよぉ…」
ソフィーはミーアの席に座り、机に突っ伏した。
「…キラータイガーの討伐が予想外に長引いてほとんど寝ないで学園に来たぁ…」
ソフィーは現在ダークエンジェル軍三番隊副隊長として、学園生活と両立している。
ミーアとライアは一旦ダークエンジェル軍を脱退し、学園生活を優先している。
「そっかぁ、じゃぁとりあえず医務室で睡眠取って来れば?」
ライアはソフィーの前の席に座り、ソフィーの顔を覗き込んだ。
「…行かない…頑張る。
学園は楽しいから休まない…」
ミーアとライアはソフィーの言葉に顔を見合わせた。
「何が楽しいの?」
「…楽しいじゃん…
友達と話せるしさ…
ミーアとライアとも…はな…せ…」
ソフィーは言い終わる前に寝息を立てて眠ってしまった。
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