第一章 平和

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ミーアはライアの手を取り、立ち上がった。 「あぁ… ねぇソフィー、本当にマルティスさん来てるの?」 「来てるよ。 多分ダークエンジェル軍の用事だよ。」 「へぇ、ソフィーは任務終わったの?」 「終わったよぉ…」 ソフィーはミーアの席に座り、机に突っ伏した。 「…キラータイガーの討伐が予想外に長引いてほとんど寝ないで学園に来たぁ…」 ソフィーは現在ダークエンジェル軍三番隊副隊長として、学園生活と両立している。 ミーアとライアは一旦ダークエンジェル軍を脱退し、学園生活を優先している。 「そっかぁ、じゃぁとりあえず医務室で睡眠取って来れば?」 ライアはソフィーの前の席に座り、ソフィーの顔を覗き込んだ。 「…行かない…頑張る。 学園は楽しいから休まない…」 ミーアとライアはソフィーの言葉に顔を見合わせた。 「何が楽しいの?」 「…楽しいじゃん… 友達と話せるしさ… ミーアとライアとも…はな…せ…」 ソフィーは言い終わる前に寝息を立てて眠ってしまった。
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