3968人が本棚に入れています
本棚に追加
「失礼します…」
ソフィーは学長室に着いても、瞼を擦りながら眠そうにしていた。
「おっ、来たか。」
学長室にはムーアが一番奥の学長の席に座り、その向かいのソファーにマルティスが座っていた。
ソフィーはとりあえずマルティスの横に座った。
「…呼び出して悪いな…」
「大丈夫…」
ソフィーは首をフルフルと横に振った。
「そうか、早速なんだが、今日学園が終わったらマルティスと、ガルクス王の元へ行って欲しいんだが、いいか?」
「…ダークエンジェル軍にいる限り…命令は絶対ですよね?」
「あぁ、そうだな。
よろしく頼むよ。」
ソフィーは頷き、立ち上がった。
「じゃぁ私も失礼させて貰います。」
マルティスも立ち上がり、ソフィーと共に学長室を後にした。
「ソフィーちゃん大丈夫か?」
マルティスはソフィーの横を歩く。
「うん、ちょっと眠いだけ…」
「そっか、最近禁術は使ってないか?」
「使ってないよ。
ミナリア隊長にキツく止められてるから。」
「そうだね。」
マルティスは小さく笑った。
最初のコメントを投稿しよう!