ゆっくりと…

4/8
前へ
/746ページ
次へ
ライブ会場では、毎回 グッズ販売所が大盛況 それもそのはず、 “遠くて来れない… この日だからこそ!!”と 切実なファンが多いから・・・ 「ミイコさんの方が人気ある じゃん…そりゃあ見るからに、 私は単なるスタッフだからね…」 「そんな追い詰めるなよぉ 今日は、悲観的っつうか何か ……チカおかしいよ?」 夏生は、顔を覗きながら肩を抱き 寄せていく……智賀は少し焦った 「えっ?…普通だよっ」 「なら良いけどさ……」 少し体勢を変えると、彼女の頬に 手をふれ優しく微笑んだ 「…オヤスミのキス」 お互いの愛を確かめあうキス 幸せな時間が流れていく… 智賀は目を瞑り浸っていたのに ……??? もう布団に入っている 「えぇ??早いってばっ! 寝ちゃったよぉ!・・・ムッ!! 期待しちゃった、ワタシのこの ドキドキはどうすんのよっ」 彼女の気持ちなど知る由もなく 静かな甘い寝息が包みこんでいた
/746ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1398人が本棚に入れています
本棚に追加