ゆっくりと…

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      さすが、手際の良いナツオ 具だくさん豆乳スープ 鶏肉ソテー サラダ 炊きたてご飯 焼きたてパン …リビングの時計に目をやる 長い針は“8”をさしていた 淹れたてのコーヒーを口に含む 「さてと…料理より一番手の かかるヤツ起こすかな♪」 〓〓〓〓〓 「チカ、おぉいっ!起きろよ」 布団を開け、隣へすべりこむ 「…しょうがねぇなぁ、 こんな顔見たら襲うしか…」 そっと近づき、肩に触れた瞬間 急に布団をまくり飛び起きた 「バカ!ビックリするだろっ」 「バカぁ!!そんな事したら 写真誌に訴えちゃうからぁ! あっ、ナツオ!?お昼から雑誌 取材じゃなかったっけ?」 「ハッ!!そうだったぁ! オマエが寝坊してるからだろ! …さぁ、冷めないうちに♪」 いつもの【キス】からはじまる ・・・いつまでも ずっと・・・
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