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どうやら俺は何者かに操られてしまったようだ。
大体の想像はつく…
………悪の大王………
こんな下っ端の兵士ならば、奴の魔力で勇者にけしかける事などたやすいに違いない。
俺ももっと精神的な極みを目指しておけばよかった…
そうはいっても、何とか自我だけは保った状態ではある…が。
今、勇者が来たら…
俺は『俺』を止める事が出来ないかも知れない…
そんな気持ちを知ってか知らずか、勇者が城の騒ぎを聞いて駆け付けた。
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