ACT2. 人生初めての恋が訪れる日

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 よし。  俺は瞬時に頭の中で色々とシュミレーションをした後、彼女に聞いた。「あの・・・・ココでお食事って、誰かとデートですか?」  神様、頼むぜ!!  今、ゴールへ向かって、俺の渾身のシュートが炸裂だ!! 「ええ、そうなの。カレとの待ち合わせなの」  ――キーパー、ゴール前で柊選手のシュートを受け止めた――!!!  ・・・・って、オイ!!  ショックだ!  つーか、カレシ持ちかよ――!!  やっぱりな。  そうだよな。  こんな綺麗なヒトにカレシが居ないわけないよな。  トホホー。  きっかけ作りに質問して、いきなり玉砕とは・・・・。  一人で切なくなっていると、彼女が話し始めた。「ねえねえ。貴方、一人なの?」 「あ、俺? ウン、そうだけど・・・・」 「ホント? じゃあ、時間あるなら少しお話しない? 待ち合わせまで時間あって、1人で退屈してた所だったの」 「あ、ああ、ハイ。いいデスよ」  こうなったらもう、浮気でも良いかも。  サッカーで言うなら反則行為。バレたらレッドカード。  要は、バレなきゃいーんだよ。  ・・・・でも、流石にマズイか。高校卒業ほやほやの学生との浮気なんて。  
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