ACT6. 綴られた本当の想い

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  『雅之さんが、死んでしまった。  これからはずっと、一緒だと思っていたのに。  この現実が、夢だったらいいのに。  それに、私は誠クンに抱かれてしまった。  雅之さん――貴方とは違うと解っていたのに。  彼を拒めなかった。  雅之さんを愛している筈なのに。  貴方と違う抱かれ方をして、  それでも貴方以上に、誠クンに抱かれる事に感じてしまうなんて。  初めて逢ったばかりなのに、誠クンは本当に素敵で。  貴方の弟なのに・・・・どんどん惹かれそうで、怖いよ。  雅之さん、本当にごめんなさい。  貴方を愛している、なんて、もう言えないね。  本当に私、最低だわ。  貴方の恋人である資格なんて、無い。  けど私は、貴方が居ない世界でなんて、生きていけないよ。  せめて、貴方の傍で眠らせて』  そんな風に、綴られていた。
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