第三章…第二の殺人と狂騒。

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その裏庭らしいスペースの前に着いた時… 俺はわざとつまづいて見せた。 『おっとと…靴紐が解けた様だ…アニー、紐を繋ぐからちょっと腕を離してくれないか。』 『あら、良いわよ。』 彼女から腕を離し、しゃがんで、靴紐を結ぶふりをしながら… 俺はアニーの様子をうかがった。 俺の左手は…懐に忍ばせたナイフを掴んでいた。 刃渡り20センチの幅広のナイフは…外ポケットに入るものではなかった。 俺はフロックコートの内側に隠しポケットを作り、そこに愛用のナイフを隠していた。 そして…俺にとって、待ちに待った瞬間がきた! アニーが俺に背を向けたのだ。 俺は直ぐにアニーに飛びかかった。 『あら!悪い子ね、もう少…』 彼女は「もう少しで着くから」 とでも言いたかったのだろうが… 全てを言い切らないうちに…俺の右手は彼女の口を塞ぎ… 俺は彼女の耳元で… 『うんとサービスしてもらうぜ…』 と、囁いた後… 左手のナイフで彼女の首を掻き切った。 彼女の口は永遠に閉ざされた。 俺は、彼女の切り裂いた首から、流れ噴き出る血を…恍惚とした顔で見ていた。
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