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俺その後、彼女の身体をしばらくもてあそんだ。
長く黒いコートとスカートをたくし上げ…
下着を下ろし…腹部をめちゃくちゃに切り裂いた。
そして中身をずたずたにした後…
やっと俺の欲求は満たされた。
俺はハンカチで、手とナイフを拭き…静かに現場を立ち去った。
しばらく歩いた所で、巡回していた警官に出くわしたが…
俺は帽子を軽く上げ会釈した。
『月の綺麗な夜ですな!ご勤務お疲れ様です。』
相手の警官も返事を返した。
『おや?タンブルティ先生?今夜はどちらに?』
彼は、うちの診療所によく来ていた。
『ええ…ちょっと<楽しみ>に出かけていました。』
俺はわざとバツの悪そうな笑顔を見せた。
警官もなんとなく納得したようだった。
『ははぁ…なるほど。けっこうな事ですな。
では、先生。お気を付けてお帰りを…』
警官は含み笑いを浮かべ…立ち去った。
可哀相なアニーの死体が見つかったのは…次の日の朝だった。
その日、9月7日はポリーことメアリー・アン・ニコルズの葬儀の日だった。
俺は神妙な顔つきで…葬儀に参列した。
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