第三章…第二の殺人と狂騒。

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可哀相なアニーの死体を発見したのは…野菜市場の運搬夫をしているジョン・デイビスという男だったらしい。 現場はかなりの野次馬達で混雑し… 警察達は死体の運搬にかなり手間取ったようだ。 死体は先週メアリー・アン・ニコルズが運び込まれた… オールド・モンタギュー・ストリートにある救貧院に収容された。 スコットランド・ヤードの馬鹿どもは…現場に落ちていた… 水びだしのレザーエプロンを証拠として押収した。 ハハッ!見当違いも良いとこだぜ! 俺はあんなエプロンなんざしていないのにな! まぁ…これで、俺が疑われないのは助かるがな… で、お笑い草なのがだ… 9月8日の昼から行われた検死作業に… 俺も助手で呼ばれたって事だ! バクスター・フィリップと言う医師の手伝いで行ったんだが… 誰も俺を犯人だなんて…思わないだろうな! 検死の最中…俺は笑いを堪えるのに…かなり苦労したよ。 ああ…俺は善良な医師だから… 検死の最中は、神妙な顔で作業をしていたがな!
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