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俺の昼の顔は…
町医者だ。
この辺りの人間達は貧乏人が多い。
だから俺は診察料金を取らないで、見てやったりもしている。
そのおかげで…俺の評判は上々さ。
「あんな立派な人格者は見た事が無い」
とか…
まぁ…そんな評判だな…
開業して二年になるが…俺の病院は、噂を聞いた病人達でいつもいっぱいさ。
…………………………
『さて、メアリー、次の患者を…』
普段の俺は紳士的な話し方をしている。
人当たりはかなり良い方だ。
看護助手のメアリーも…俺の裏の顔を知らない…
『はい、先生、今お連れします』
彼女は有能な助手だ。
仕事はテキパキしているし…
性格も顔も良い…
そして…表の顔の俺に、かなりの好意を抱いている様だ。
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