1・朱雀ノ國ト玄武ノ國

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「は~い。」 マナは扉を開けて驚いた。 今度は目が合ったきり離せなくなっていた。 「僕はユウといいます。僕はずっと前から訓練の様子を見ていた君を見てた…」 「…ぁ…ぅ…」 言葉が出ないマナ。 「これを受け取ってくれますか?」 ユウと名乗るマナが心を寄せる男は勾玉を手渡した。 「君のために作ったんだ。」 「ぁ…ありがとう……」 「突然悪かったね…答えは君が決めることだから、待っているよ」 そういって背を向けて行ってしまった。
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