フクロウ VS ミカン

19/83
前へ
/353ページ
次へ
 い、いやぁー!  マジで奴がピッチャーやないの!?  キャプテンの知らない内に改革されているオーダー表に俺はわなわなと震える。  ちくしょう、ちくしょうちくしょうちくしょう!  俺の当初のポジションは8番※スポンサーだったのに! ※スポンサーというポジションは野球にはありません。ただの投資する人のコトです。 「ま、橘に対抗できるホースケなら」 「余裕だよなアハハー!」 「よし! 皆、今日、“戦乙女”の鼻ッ柱を折るぞッッ!!」 「「「ウオォォォォ!!!」」」  龍之介が士気を上げ、激しく拳を天に突き上げる。  皆も天に高々と拳を突き上げた。  俺だけ何故か輪の中に入る気力が失せていた。            
/353ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3195人が本棚に入れています
本棚に追加