フクロウ VS ミカン

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 敵さんは既にキャッチボールなどアップを始めていた。  やる気は十分ってところ。  特に――― 「「「おぉ……」」」  俺も含め男子全員が驚嘆した。  胸が大きいせいか……はたまたユニフォームが小さいせいか……。  『戦乙女』の姿は上下ユニフォーム。  その豊満なバストは、投げると同時に、はち切れんばかりに揺れる揺れる。  あ、ちょ、めまい。めまいが起きる揺れすぎて。 「く……強敵だな」 「どこ見て強敵って言ってんのよ!」  スパーン! 「ふがっ!?」  ハリセン!?  いや、メガホン!?  隣のミカンに釘づけだった男子共もメガホンで、スパーンスパーンスパーンスパーン、木琴の様に叩かれていった。  綺麗な音は出なかったけどね!  彗星はそういうに疎いから、見ていなく叩かれなかったが、  俺は気にせず後ろを振り向く。  何故か手にメガホン、上下ジャージに野球帽を被っている 川添 夏枝がそこにいた。 「なんだい? ナッチーその格好」  俺はメガホンで叩かれたコトよりも、そっちの方が気になった。          
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