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「あぁ気付いた?」
王子は黒猫の頭を撫でながらオレの方を見る。
「じゃあやっぱりその猫の飼い主なんだ!いやー飼い主とペットはよく似るって言うけど、凄いなぁ」
「はぁ?何言ってんの、オレの兄貴だけど?」
真顔で言う王子。
え…そっちー!?!?
「だってさぁ猫じゃね?どっからどう見てもお兄さん猫じゃ…??」
「オレな、結構頭ええねん。だから猫になる薬とかつくれんの♪」
輝く笑顔で語る黒猫。
ちょっと自慢げな態度にオレの怒りゲージが1P上がった。
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