出会い

2/3
18人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
           「は?コイツが新しい 世話係? 有り得ねぇ…。」 黄金の髪、整った輪郭、まるで宝石の様なブルーの瞳。                   『美しい』                 一つ頭に浮かんだ言葉。 男だけどな…。            オレは今、マンガとかで見るようなキラキラ城の中。あきらか日本じねぇだろ的な場所にいるのだった。                     「お前、名前は?」              超美形男子クンはサラサラの髪をかき上げながらオレに尋ねる。                  「山瀬鏡夜…。」            オレは目も合わせずに自分の名前を言いい、嫌みったらしく笑った。             「やませ…きょうやァ?  ハハッ、お前イニシャルKYじゃん(笑) 」 もう17年行きてる中でこのセリフ何回言われただろうか。いい加減慣れてもいいのだろうが、かなりムカつく…。 「で、アンタは…?つかここ何処?何でオレがここにいんの?世話係ってなに?」 頭の中で今の状況が全く読み取れない。とりあえず4つにまとめて言ってみる。                   
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!