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「は?コイツが新しい
世話係?
有り得ねぇ…。」
黄金の髪、整った輪郭、まるで宝石の様なブルーの瞳。 『美しい』 一つ頭に浮かんだ言葉。
男だけどな…。
オレは今、マンガとかで見るようなキラキラ城の中。あきらか日本じねぇだろ的な場所にいるのだった。 「お前、名前は?」 超美形男子クンはサラサラの髪をかき上げながらオレに尋ねる。 「山瀬鏡夜…。」
オレは目も合わせずに自分の名前を言いい、嫌みったらしく笑った。 「やませ…きょうやァ? ハハッ、お前イニシャルKYじゃん(笑) 」
もう17年行きてる中でこのセリフ何回言われただろうか。いい加減慣れてもいいのだろうが、かなりムカつく…。
「で、アンタは…?つかここ何処?何でオレがここにいんの?世話係ってなに?」
頭の中で今の状況が全く読み取れない。とりあえず4つにまとめて言ってみる。
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