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「気に入りましたっ
私とけっこんにしてくだ
さい☆」
「………はい?」
少女の瞳は冗談を言って
いるような目ではない。
本気で言っている
ようだ。
「駄目…ですの?」
オレが返答をしないで
いるとウルウルと瞳を
うるわせた。
「駄目っていうか……」
オレは必死に王子に
「助けて」と目で訴える。
しかし、助けてくれる
気は無いらしく
ニヤッと笑みを浮かべれ
ば頬杖をつきこちらを
見ているだけ。
あー!!どうしよう…
「どうかしたんか?姉
さん?」
急に後ろから
聞き慣れた関西弁。
「もうっ!なんで邪魔
するの?」
少女がさっきとは
全く違って不機嫌そうに
ユーザをみる。
……あれ?
なんかおかしいぞ…?
☆
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