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「うちの好きな人
賢也だけに教えてあげる」
いつも好きな人を聞いてくる賢也に
広美はメールで教えてあげる事にした。
好きな人は賢也だと
広美は賢也とバスケを
しているうちに賢也を好きに
なったらしい。
もちろんダメ元。
賢也と広美は幼馴染みだが
かけはなれたものがあるし
賢也は広美を異性とは思って
無いからだ。
次の日
習い事で広美は賢也に
聞かれた。
「お前の好きな奴って誰?」
賢也のその言葉を聞いて
いつも習い事が終わった後に
喋るメンバーが集まってきた。
ここで賢也何て言ったら
凄く変な展開になるであろう。
だから広美は
「今度ね」と言って誤魔化していた。
習い事が終わって
外に出てきた。
しつこく聞かれる。
次々と人が帰って行く。
そして広美と広美の女友達の亜由仔と
賢也だけになった。
「じゃあ…紙に書くよ」
広美がそう言ったら
亜由仔が紙を出してくれた。
広美は紙に書いて走って帰って行った。
亜由仔と賢也は紙を見た。
仰天した…。
次の周
広美は賢也に言われた。
「好きな奴おるから無理
これでいいだろ」
明るく元気に。
そして賢也は帰って行った。
あの軽薄さに
当然の結果だったが
ふられて結構ショックだった
広美の悲しみは消された。
それからしばらくは賢也を
一途に好きだったらしい。
だが広美は…ふられてしまった。
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