225人が本棚に入れています
本棚に追加
実車の話も少ししておきましょう。
90年代のツーリングカーレース。
当時、日産の2枚看板ともいえる
ホシノレーシング
そして
ハセミモータースポーツに
ニスモから供給されたR32GT-R(以下GT-R)は、
90年のJTC(全日本ツーリングカー選手権)の開幕戦において、
観客、そして他チームの度肝を抜く異次元の速さで優勝という、華々しいデビューを飾ります。
ホシノ、ハセミ両チームのGT-R2台はGr.Aにおいて圧倒的な強さを誇り、
91年のシリーズでは
長谷見昌弘/A・オロフソン組のリーボックスカイラインがシリーズチャンピオンに輝きました。
以降、各レースにおいて
GT-Rは無敵の連勝街道をひた走り、
(GT-Rでなくては勝てない)
と言われる時代を築き上げていきました。
なぜGT-Rの排気量が2600cc(厳密には2568cc)なのか、
なぜ4WDを採用したか知ってますか?
それは
(Gr.Aで勝つため。)
日産はGr.Aのレギュレーションを研究し尽くし、
「レースで最も有利になる」
と言う理由で2600ccという排気量と4WDというメカを採用しました。
(R32GT-R。それは、Gr.Aで勝とうとして、日産が唯一本気になった車。[長谷見昌弘氏談])
最初のコメントを投稿しよう!