第四章

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「うわぁ、綺麗な朝空。 天国でも見れるのかな? この空、持っていけたらいいのに……」 それだけを言うと、私は荷物を放り投げた。ドサッと音がして荷物は散らばった。  「アハッ、遺書書いてないや。どうしよう……」 今更なことを考えた。  けど、すべてはもう遅い…… 私は私よりも高いフェンスをよじ登った。  下を見たら高い…… 突然の恐怖心に襲われた。  「やっぱり、怖い……。 自殺なんて、辞めようかな……」  私はそう呟いた…… やはり辞めようと振り返ろうとしたとき  ドンッ
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