第二章

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「おはよう」 「おはよう」 私は毎日行きたくない学校に行く。 親には何も言わない。 言ったら何をしだすかわからない…… 上靴はぼろぼろにされてた。勿論、あいつらがした。 バカ、シネと書かれた上靴を履いて教室に向かう。 始め書かれたときは悲しみと漢字で書けないのか……と思う呆れさがあった。 「おはよう、橘さん。早く死のうね」 黎香は笑いながら言って、蹴ってきた。 何も言わずに黎香を見ながら立ち上がった。 死のうねって、お前が死ねよ。と思いながら黎香と加奈子らを見る。 「何だよ、その目。加奈子」 黎香は言って、加奈子を目を向けた。 加奈子は頷いた。 タタタッ ドンッ バッシャァァァァァ 加奈子は走って私にぶつかった。その直後、私は大量に水がかかった。 「アハハハ。びしょ濡れだね」 黎香は笑った。
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