第二章

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「うわぁ、ひどいなぁ。黎香様は」 声がしたほうを見ると龍新と純、類がいた。 「おはよう。龍新、ひどくはないわよ」 「そうよ、ひどくはないよ」 加奈子も口を揃えて言う。 「拭いて差し上げな、類に純」 と、龍新は男子の2人に視線を向けた。 「了解です」 2人とも頷くとモップを取り出した。 ゴシッゴシッ グシャグシャ 2人とも笑いながらする。 ポロ 私は耐え切れずに泣いた。泣いたら負けなのに…
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