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「へぇー、できちゃったんだ」
気の抜けた声がもれた。
「もぉ~蘭、悔しくないの?まなたん最悪!!」
美優は、あたしと眞鍋が寝てると思ってる。
そうでもしなきゃ売れっ子芸人の指名を取れるわけがないと思ってるんだろう。
あんなドМの一発屋と誰が寝るか。
ふと視線を感じて目をやると、新人の玲花がこっちを見ていた。
目が赤い。
あたしと目が合うと、あわてて横を向く。
先月眞鍋が来たときに、ヘルプに着いたのが玲花だった。
あの様子だと、たぶん眞鍋に食われたな。
御愁傷様。
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