不忠のガーフィル

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今日もとある魔法学園の 生徒が使い魔の召喚を 行おうとしていた 金色の魔法陣の中で 呪文を唱えて 最も相性の良い魔物を 召喚する。 『我に従いし異界の者よ 其の姿を顕し示せ!』 魔法陣が光り輝き 光の中から銀の鎧に 中身が虚空の兜を被る デュラハンが現れる 「やった、成功だ。」 『………。』 無事に召喚出来た事に喜ぶ生徒 しかし呼び出した デュラハンは兜の中の虚無に 赤い光点を瞳の如く光らせ 佇むだけだ。 「あ、そうか 契約しないと…。」 呼び出しただけでは 使い魔とは言えない 召喚した魔物と 契約を結んで始めて その魔物を使い魔として 使役出来るのだ。
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